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創立50年史

生物科学安全研究所50年史



理事長挨拶

 一般財団法人生物科学安全研究所は創立50年を迎えることができました。これもひとえに弊所をご利
用いただいた皆様のお引き立てと、関係行政当局・諸団体のご指導、ご支援の賜物と深く感謝申し上げ
ます。

 「人と動物の健康、暮らしと環境を守ることを使命とし、社会の持続的発展に寄与する研究所である
こと。」これは定款に謳われている法人目的であり、ワンヘルスの観点からレギュラトリーサイエンス
を支え、持続的社会の発展に寄与することが弊所の存在意義です。これは前身となる財団法人畜産生物
科学安全研究所時代から大切にしてきたかわらぬ価値観です。
 このたび、創立50周年を記念し「生物科学安全研究所50年史」を編纂しました。振り返ると1974(昭
和49)年、財団法人畜産生物科学安全研究所が畜産食品の安全性を確保するため動物用医薬品・飼料添
加物の毒性試験や残留試験を実施する中立的な試験研究機関として設立されました。そして2013(平成
25)年、一般財団法人生物科学安全研究所に移行し、現在に至りますが、この間、各方面からのニーズ
に応え、食品、人体用医薬品、農薬、化学物質、再生医療、フードテック等への対応など業務内容は幅
を広げております。この年史は、これまでの弊所の軌跡をたどり、将来を切り開くための資料となるこ
とを期待しています。

 そして現代の科学・技術は飛躍的な発展を続け、これまでにないスピードで進化しています。世の中
のニーズや時代の要請に的確に応えていくためには、法人の50年の歴史のなかで培ってきた経験と知識
を大切にしながら、あらゆる動きにアンテナを張り知識を吸収しつつ、自らを改革し常に新たな分野・
事業に取り組んでいく必要があります。
 新たな歴史を刻むべく生物科学安全研究所は歩みを進めます。私は就任時に以下の経営理念を示しま
した。役職員一同、研鑽に努め社会に貢献していく所存ですので、関係各位におかれましては変わらぬ
ご愛顧と、ご指導、ご支援を賜りたく、よろしくお願い申し上げます。

一、人と動物の健康、暮らしと環境を守ることを使命とし、社会の持続的発展に寄与する研究所である
こと。
二、常に新たな事業・分野に挑戦し続ける研究所であること。
三、お客様への貢献と職員の成長が、研究所の発展の礎であること。

                         2024年10月               
                         一般財団法人生物科学安全研究所    
                         理事長 山本実       
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